対人関係の言語学 : ポライトネスからの眺め

書誌事項

対人関係の言語学 : ポライトネスからの眺め

福田一雄著

(開拓社言語・文化選書, 38)

開拓社, 2013.6

タイトル別名

対人関係の言語学 : ポライトネスからの眺め

タイトル読み

タイジン カンケイ ノ ゲンゴガク : ポライトネス カラノ ナガメ

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注記

引用文献: p201-204

内容説明・目次

内容説明

沈黙するか、そっと伝えるか、ずばり言うか、それとも意図を明示し、かつ聞き手に配慮して話すのか。言語の対人関係的機能をBrown and Levinsonのポライトネス理論から考察。ポライトネスは、敬語や「丁寧さ」とどう違うのか。理論言語学的議論に加えて、著者の私的視点も思い切って導入。楽しく読める語用論の入門書。

目次

  • 第1章 言語使用とコンテクスト(言語と対人関係性;文の意味と話者の意味;コンテクストとはなにか;生きた言語とコンテクスト)
  • 第2章 丁寧さとポライトネス(「わきまえ」と「かしこまり」—日本的丁寧さ;Brown and Levinson(1987)のポライトネス理論;2種類のフェイス;フェイス侵害行為(FTA)とその補償;2種類のポライトネス;FTAの程度と会話方略の選択)
  • 第3章 消極的ポライトネス—対人的距離化(ポライトネス方略;敬語とポライトネス;2種類のフェイスのどちらのフェイスの侵害なのか;沈黙とオフレコードの意味機能;日英語の消極的ポライトネス—いくつかの実例から)
  • 第4章 積極的ポライトネス—対人的距離の縮減(相手との距離縮減のポライトネス;「タメ口」の意味機能;ポライトネス意図と反ポライトネス意図;大学生と積極的ポライトネス;日英語のポライトネス—いくつかの実例から)
  • 第5章 現代日本語の中のポライトネス現象(丁寧化する日本語;「優しさ」とポライトネス;「怒ること」とポライトネス;より豊かな日本語ポライトネスへ向けて)

「BOOKデータベース」 より

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