古語と現代語のあいだ : ミッシングリンクを紐解く

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古語と現代語のあいだ : ミッシングリンクを紐解く

白石良夫著

(NHK出版新書, 409)

NHK出版, 2013.6

タイトル読み

コゴ ト ゲンダイゴ ノ アイダ : ミッシング リンク オ ヒモトク

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内容説明・目次

内容説明

わたしたちは、なぜか「古語」と「現代語」が別物だと考えてしまう。だが、古語ははじめから古語だったのではなく、現代語もいつまでも現代語ではない。隔絶しているようで、二つは地続きなのである。本書は、古典と近代の言葉の連続をたどり、「古語」と「現代語」を繋ぐ失われた輪を探すことで、日本人の国語観の幻想をはらい、古典の深奥に誘わんとする一冊である。

目次

  • きりぎりすはいまのこおろぎか
  • 第1部 地続きの「古典」と「近代文学」(「白鳥は哀しからずや」考—近代に消えたリンク;反語考—地続きの文法;作者は事実を語るか—読み解きのミッシングリンク)
  • 第2部 擬古文のなかの「古語」(擬古文とは何か—地続きと断絶の「古語」;「あやなし」考—宣長たちが作ったミッシングリンク;「おごめく」考—ミッシングリンクで生まれた古語;「たそ」考—『雨月物語』の古語をどう読むか)
  • 第3部 歴史的仮名遣い論者のミッシングリンク(仮名遣いとは何か—人為的ルールというリンク;歴史的仮名遣いは美しいか—架空の表記というリンク;わたしならこう書く—教科書のミッシングリンク;捏造される伝統—文化人たちのミッシングリンク)

「BOOKデータベース」 より

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