プラトン『国家』 : 逆説のユートピア
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書誌事項
プラトン『国家』 : 逆説のユートピア
(書物誕生 : あたらしい古典入門)
岩波書店, 2013.8
- タイトル別名
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プラトン国家 : 逆説のユートピア
『国家』逆説のユートピア
- タイトル読み
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プラトン『コッカ』 : ギャクセツ ノ ユートピア
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注記
参考文献: p185-194
内容説明・目次
内容説明
理想の国家とはいかなるものか—アイロニーとパラドックスをたっぷり含ませながら、友人との対話を進めるソクラテス。当時のアテナイ社会の現実からすれば「荒唐無稽」とも、また現代の眼からすれば「独裁」の極みとも見られかねないきわどい議論を通じて、著者プラトンが目指したのは、“正義”と“幸福”そのものを問い直し、その実現に“哲学”がいかに関わるかを示すことであった。国家論、教育論、イデア論、男女論、魂の不死など、ありとあらゆる議論で思想史を切り拓いてきたこの“挑発の書”を、俯瞰する。
目次
- 第1部 書物の旅路—政治と哲学、著述と対話(「哲学者」の誕生;著述と対話—「対話篇」ということ;プラトン著作の伝承;『国家』の読まれ方)
- 第2部 作品世界を読む—「一つの国家」を目指す対話(ベンディス祭の夜(第一巻327A‐331D);挑発するソクラテス(第一巻331D‐第二巻367E);モデルとしての国家建設;「一つの国家」という困難へ(第三巻412B‐第四巻427C);逆説の大浪(第五巻449A‐471C);第三の大浪—哲人統治者、そして哲学者とは(第五巻471C‐第七巻541B))
「BOOKデータベース」 より