寄生虫なき病
著者
書誌事項
寄生虫なき病
文藝春秋, 2014.3
- タイトル別名
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An epidemic of absence : a new way of understanding allergies and autoimmune diseases
- タイトル読み
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キセイチュウ ナキ ヤマイ
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注記
解説: p454-463 (「不在」による病い / 福岡伸一)
内容説明・目次
内容説明
寄生虫、細菌、ウイルス。彼らを駆逐する公衆衛生の向上によって、確かに感染症は激減した。しかし、一部の科学者たちは、まるでそれと反比例するように新たな病が増えていることに気づいていた。花粉症、喘息、アレルギー、そして自己免疫疾患。これらの病は、果たして「寄生者不在」によるバランスの乱れが原因なのだろうか?自らも自己免疫疾患を患う著者は、あらゆるジャンルの膨大な研究とインタビューから、「寄生者不在の病」の全貌に迫ってゆく。そして、ついには自ら寄生虫を腸内に感染させる治療法に挑んだ。果たしてその結末は?
目次
- 寄生虫に感染しにゆく
- 我々は「不潔なサル」である
- 自己免疫疾患の島で何が起こったか
- 寄生虫治療、最初の試み
- 喘息が出現しはじめた理由
- 我々が失ったのは寄生虫だけではない
- 母体の環境が子どもの病を決める
- 「悪玉」ピロリ菌は役に立っていた?
- 「体内生態系」の混乱
- 多発性硬化症から分かったウイルスの重要性
- 自閉症も寄生者不在の疾病なのか?
- ガン、うつ病、老化まで—文明病に潜む炎症
- 鉤虫アンダーグラウンド—寄生虫に希望を求めて
- 私の寄生虫療法体験記
- 超個体の再生
「BOOKデータベース」 より