「肌色」の憂鬱 : 近代日本の人種体験

書誌事項

「肌色」の憂鬱 : 近代日本の人種体験

眞嶋亜有著

(中公叢書)

中央公論新社, 2014.7

タイトル別名

肌色の憂鬱 : 近代日本の人種体験

タイトル読み

ハダイロ ノ ユウウツ : キンダイ ニホン ノ ジンシュ タイケン

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内容説明・目次

内容説明

明治以降、「西洋化」を追求、日露戦争後に「一等国」の地位を獲得し、唯一の非西洋国として列強に参入した近代日本。だが、待ち受けていたのは、昂揚する黄禍論、パリ講和会議における人種平等案挿入の失敗、アメリカの排日移民法制定など、西洋からの人種的排除であった。本書は、近代日本が人種的差異をいかに捉えられてきたのか、タブー視されてきたその心性の系譜を、洋行エリートたちの人種体験を通して考察する。

目次

  • 序章 近代日本の自己矛盾
  • 第1章 差別化という模倣—日清戦争後
  • 第2章 “一等国”の栄光とその不安—日露戦争後
  • 第3章 華麗なる“有色人種”という現実
  • 第4章 「要するに力」—日独伊三国同盟とその前後
  • 第5章 敗戦と愛憎の念
  • 第6章 永遠の差異—遠藤周作と戦後
  • 終章 近代日本の光と影

「BOOKデータベース」 より

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