明治絵画と理想主義 : 横山大観と黒田清輝をめぐって

書誌事項

明治絵画と理想主義 : 横山大観と黒田清輝をめぐって

植田彩芳子著

(シリーズ近代美術のゆくえ)

吉川弘文館, 2014.11

タイトル別名

Modern

明治絵画と理想主義 : 横山大観と黒田清輝をめぐって

タイトル読み

メイジ カイガ ト リソウ シュギ : ヨコヤマ タイカン ト クロダ セイキ オ メグッテ

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文献あり

内容説明・目次

内容説明

明治絵画史における「理想」とは何か。日本画家の横山大観、洋画家の黒田清輝の絵画を中心にその美学的背景を探る。明治後期、西洋の理想主義がどのように受容されたのかを、日本の近代美術の展開と合わせて検討する。

目次

  • 1 理想主義をめぐる理論と実践(理想主義とイデア—フェノロサ「妙想」考;岡倉天心の課題制作の前提;意匠研究会(遂初会)の課題制作—明治三十年前後;日本美術院の課題制作)
  • 2 横山大観筆“屈原”と「エクスプレッション」(横山大観筆“屈原”分析;画中人物の感情を描く;「エクスプレッション」をめぐって;小泉八雲「日本絵画論」とその影響;横山大観筆“聴法”における「エクスプレッション」)
  • 3 「心待ち」をめぐって—黒田清輝と岡倉天心(東京美術学校西洋画科カリキュラムの変容;黒田清輝と岡倉天心の意見の食い違い;その後の黒田清輝の理想画観)
  • 4 黒田清輝筆“昔語り”の構造(“昔語り”の概要と「構想画」;構図の分析;木下杢太郎「京阪聞見録」)
  • 5 黒田清輝筆“智・感・情”と美学(主題の典拠をめぐって;明治期の心理学史・美学史とスペンサー美学;黒田清輝筆“智・感・情”とスペンサー美学)

「BOOKデータベース」 より

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