自由という牢獄 : 責任・公共性・資本主義
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書誌事項
自由という牢獄 : 責任・公共性・資本主義
岩波書店, 2015.2
- タイトル別名
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自由という牢獄 : 責任公共性資本主義
- タイトル読み
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ジユウ ト イウ ロウゴク : セキニン ・ コウキョウセイ ・ シホン シュギ
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注記
文献 (第3章): p261-264
内容説明・目次
内容説明
二〇世紀末以降の今日、十分に許容度の高い自由な社会に生きているはずのわれわれは、しかし、どこか空虚で奇妙な息苦しさを伴う、ある意味で「過剰な自由」のなかに置かれている。これはどういうことか。大澤自由論の理論的な輪郭が最もクリアに提示される本書は、単行本化が待ち望まれていた「自由の牢獄」「責任論」「“公共性”の条件」という三つの重要論考と、資本主義と人間の自由をめぐる書き下ろし論文で構成。不平等や格差の問題の根底にある「自由」という難題こそが、いま、最もアクチュアルで本質的な主題として論じられる。
目次
- 第1章 自由の牢獄—リベラリズムを超えて(リベラリズムの時代;自由の困難;身体の所有 ほか)
- 第2章 責任論—自由な社会の倫理的根拠として(責任の不発化;リスク社会;責任のもう一つの可能性 ほか)
- 第3章 “公共性”の条件—自由と開放をいかにして両立させるのか(幽霊という敵;現れの空間;公共性の危機 ほか)
- 第4章 不・自由を記述する赤インク(不・自由を伝える赤インクがない;資本主義における格差問題;形式という剰余 ほか)
「BOOKデータベース」 より