骨相学 : 能力人間学のアルケオロジー
著者
書誌事項
骨相学 : 能力人間学のアルケオロジー
世織書房, 2015.2
- タイトル別名
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Phrenology
- タイトル読み
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コッソウガク : ノウリョク ニンゲンガク ノ アルケオロジー
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注記
博士論文「能力人間学としての骨相学 : 近代教育言説における『能力』のエピステモロジー」(神戸大学, 2012年) に加筆修正したもの
参考文献: p257-288
内容説明・目次
内容説明
骨相学とは生理学的な一定の生得的「能力」を論じることによって「人間」を表象・描写する“能力人間学”である。—近代教育言説の知られざる起源。
目次
- 第1章 骨相学とは何か(F.J.ガルの学説—観相学と脳神経科学;「フレノロジー」及び「骨相学」という名称—ネイチャーの探究;骨相学概略史—反響と残響)
- 第2章 骨相学の三つの前史(観相学の歴史—“伝統的人間観”の理論とその読解術;能力心理学の歴史—魂とその諸能力の理論;脳機能局在論の歴史—「能力」の器官としての脳)
- 第3章 能力心理学としての骨相学(シュプルツハイムによる改造—「骨相学」誕生;「心」(Mind)と三五+α個の能力;ジョン・ロックの能力心理学;骨相学の「ファカルティ」理論)
- 第4章 骨相学の教育(骨相学の教育理論—能力教育の言説;骨相学的能力訓練の一場面—学校実践の事例;骨相学の「能力」教育)
- 終章 “能力人間学”と教育(消えた?「脳の生理学」=「心の哲学」のファカルティ;“能力人間”という人間像—「能力」で擬制される人間)
「BOOKデータベース」 より