『日本残酷物語』を読む
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書誌事項
『日本残酷物語』を読む
(平凡社新書, 774)
平凡社, 2015.5
- タイトル別名
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日本残酷物語を読む
- タイトル読み
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『ニホン ザンコク モノガタリ』オ ヨム
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注記
参考・引用文献一覧: p226-229
内容説明・目次
内容説明
高度成長の坂道を登りつつあった昭和三十年代半ば、宮本常一、谷川健一らが中心となって平凡社から刊行された『日本残酷物語』。名もなき民衆の営みを「物語」として記録した、この叢書はその後の民衆史、生活史のみならず、記録文学などにも大きな影響を与えた。新たな民衆像を求めて描きだそうとしたのは、いかなる「日本」だったか。「最低辺に埋もれた」人びとの記録。
目次
- 第1章 宮本常一と谷川健一(「残酷」とはなにか;新しい民衆史を求めて;庶民の風土記—『風土記日本』;「残酷」という話題—『日本残酷物語』)
- 第2章 「民衆」はいかに描かれてきたか(下層社会報告とプロレタリア文学;民衆と民俗学;一九六〇年前後—高度経済成長へ)
- 第3章 最暗黒の「近代」—飢餓・棄民・災害(弱きものをめぐって—『貧しき人々のむれ』;開拓と忘却の歴史—『忘れられた土地』;さまざまな迫害—『鎖国の悲劇』;開化と停滞—『保障なき社会』;女工・貧民・廃兵—『近代の暗黒』)
- 第4章 矛盾と分裂の「現代」—公害・搾取・災害(疎外された人々—『引き裂かれた時代』;小さな残酷—『不幸な若者たち』)
- 第5章 民衆の手触りを求めて—民衆史、生活史その後(編集者宮本常一;その後の谷川健一 ほか)
「BOOKデータベース」 より