李光洙 (イ・グァンス) : 韓国近代文学の祖と「親日」の烙印

書誌事項

李光洙 (イ・グァンス) : 韓国近代文学の祖と「親日」の烙印

波田野節子著

(中公新書, 2324)

中央公論新社, 2015.6

タイトル別名

李光洙 : 韓国近代文学の祖と親日の烙印

タイトル読み

イ・グァンス : カンコク キンダイ ブンガク ノ ソ ト「シンニチ」ノ ラクイン

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注記

主要参考文献: p219-222

李光洙略年譜(1892-1950?年): p232-234

内容説明・目次

内容説明

李光洙は韓国の夏目漱石である。近代文学の祖とされ、知らぬ者はいない。韓国併合前後に明治学院、早大で学び、文筆活動を始めた李は、3・1独立運動に積極関与するが挫折。『東亜日報』編集局長などを務め、多くの小説を著した。だが日中戦争下、治安維持法で逮捕。以後「香山光郎」と創氏改名し日本語小説を発表。終戦後は、「親日」と糾弾を受け、朝鮮戦争で北に連行され消息を絶つ。本書は、過去の日本を見つめつつ、彼の生涯を辿る。

目次

  • 1 幼年時代—没落、野心の芽生え
  • 2 日本への留学—1905〜10年
  • 3 教師挫折から大陸放浪へ—1910〜15年
  • 4 『無情』の時代—名声獲得と三・一独立運動
  • 5 修養同友会と二つの新聞社—1920〜30年代
  • 6 対日協力の時代—日中・太平洋戦争下
  • 終章 「解放」後—「親日」への非難、北朝鮮軍の連行

「BOOKデータベース」 より

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