書誌事項

「文」の環境 : 「文学」以前

河野貴美子 [ほか] 編

(日本「文」学史 / 河野貴美子 [ほか] 編, 第1冊)

勉誠出版, 2015.9

タイトル別名

文の環境 : 文学以前

タイトル読み

「ブン」ノ カンキョウ : 「ブンガク」イゼン

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注記

その他の編者: Wiebke Denecke, 新川登亀男, 陣野英則

執筆者: 渡邉義浩, 市大樹, 佐々木孝浩ほか

文献あり

収録内容

  • 「文」の概念を通して日本「文」学史をひらく / Wiebke Denecke [執筆]
  • 古代中国における「文」の概念の展開 / 渡邉義浩 [執筆]
  • 「文」の思想 : 和文に関する思想の萌芽をめぐって / 陣野英則 [執筆]
  • 「文」と非「文」の世界 / 新川登亀男 [執筆]
  • コラム1 : 木簡と「文」 / 市大樹 [執筆]
  • モノとしての「文」 : 日本の書物の形態と内容の相関関係について / 佐々木孝浩 [執筆]
  • コラム2 : 絵と文字 / 黒田智 [執筆]
  • 目録と文庫 / 住吉朋彦 [執筆]
  • 「文」とリテラシーの基礎 / 河野貴美子 [執筆]
  • コラム3 : 辞書・幼学書・類書・注釈 / 河野貴美子 [執筆]
  • コラム4 : 大学寮 / 水口幹記 [執筆]
  • コラム5 : 寺院の教育 : 僧尼志願者の「文」習得 / 勝浦令子 [執筆]
  • 「文」と社会(1) : 社会階層と「文」 / 榎本淳一 [執筆]
  • 「文」と社会(2) : 女性と「文」 / 神野藤昭夫 [執筆]
  • コラム6 : ジェンダー理論と文 / 緑川真知子 [執筆]
  • 経国の「文」(1) : 文体が担う社会的機能 / 後藤昭雄 [執筆]
  • コラム7 : 外交と文 / 高松寿夫 [執筆]
  • 経国の「文」(2) : 『典論』「論文」の受容と勅撰集の成立 / 滝川幸司 [執筆]
  • 文の場 : 「場」の変化と漢詩文・和歌・「記」 / 川尻秋生 [執筆]
  • コラム8 : 儒教の場と「文」 / 水口幹記 [執筆]
  • コラム9 : 仏教の場と「文」 平安京から長安へ : 実恵の青龍寺あて書簡をめぐって / 阿部龍一 [執筆]
  • コラム10 : 神祇信仰の場と「文」 : 中臣祓の変容 / 伊藤聡 [執筆]
  • 風流の「文」と詩歌 / 後藤昭雄 [執筆]
  • 漢と和の「文」(1) : 秀句の方法 / 佐藤道生 [執筆]
  • 漢と和の「文」(2) : 藤原定家に見る縁語的思考 / 渡部泰明 [執筆]
  • コラム11 : 兼作の人 / 堀川貴司 [執筆]
  • コラム12 : 歌合と連歌 / 高松寿夫 [執筆]
  • コラム13 : 詩歌合・聯句・和漢聯句 / 堀川貴司 [執筆]
  • コラム14 : 「和」に描かれる「漢」の世界 : 『うつほ物語』の学問と帝たち / 陣野英則 [執筆]
  • コラム15 : 「漢(文)」で「和」を描き出す : 和歌序の文体 / Wiebke Denecke [執筆]
  • コラム16 : 「和(歌)」で「漢(文)」を描き出す : 『日本書紀』『蒙求』に対する注釈的和歌の意義 / Jennifer Guest [執筆]

内容説明・目次

内容説明

いま、わたしたちが思い浮かべる「日本文学」「日本文学史」は、歴史上のあり方を、そして、その本質を正しく記述しているのだろうか—「文学」そして「文」という概念を改めて問い直すとき、従来の見方では見落とされてきた広がりと多様性を持った世界が広がってくる。和と漢、そして西洋が複雑に交錯する日本の知と文化の歴史の総体を、人びとの思考や社会形成と常に関わってきた「文」を柱として捉え返し、過去から現在、そして未来への展開を提示する。

目次

  • 「文」の概念を通して日本「文」学史をひらく
  • 古代中国における「文」の概念の展開
  • 「文」の思想—和文に関する思想の萌芽をめぐって
  • 「文」と非「文」の世界
  • モノとしての「文」—日本の書物の形態と内容の相関関係について
  • 目録と文庫
  • 「文」とリテラシーの基礎
  • 「文」と社会(社会階層と「文」;女性と「文」)
  • 経国の「文」(文体が担う社会的機能;『典論』「論文」の受容と勅撰集の成立)
  • 文の場—「場」の変化と漢詩文・和歌・「記」
  • 風流の「文」と詩歌
  • 漢と和の「文」1—秀句の方法
  • 漢と和の「文」2—藤原定家に見る縁語的思考

「BOOKデータベース」 より

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