書誌事項

ある神経病者の回想録

ダニエル・パウル・シュレーバー [著] ; 渡辺哲夫訳

(講談社学術文庫, [2326])

講談社, 2015.10

タイトル別名

Denkwürdigkeiten eines Nervenkranken

タイトル読み

アル シンケイビョウシャ ノ カイソウロク

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注記

Daniel Paul Schreber: Denkwürdigkeiten eines Nervenkranken, Leipzig: O. Mulze, 1903の全訳

底本: Daniel Paul Schreber: Denkwürdigkeiten eines Nervenkranken, herausgegeben und eingeleitet von Samuel M.Weber, Frankfult am Main/Berlin/Wien: Ullstein, 1973

文庫の原本: 1990年筑摩書房より刊行

叢書番号はブックジャケットによる

参考文献: p605-608

索引あり

内容説明・目次

内容説明

「神」の言葉を聞き、崩壊した世界を救済するために女性となって「神」の子を身ごもる…そんな妄想に襲われ、苦しめられた男は、みずからの壮絶な闘いを生々しく記録した。フロイト、ラカン、カネッティ、ドゥルーズ&ガタリなど、知の巨人たちに衝撃を与え、二〇世紀思想に不可逆的な影響を与えた稀代の書物。第一級の精神科医による渾身の全訳!

目次

  • 神と不死性
  • 神の国の危機?/魂の殺害
  • 最初の神経病と二度目の神経病の初期における個人的体験
  • 続き/神経言語(内なる声)/思考強迫/世界秩序が要請する事情としての脱男性化
  • 個人的体験の続き/幻影/「視霊者」
  • 個人的体験の続き/独特の病的現象/幻影
  • ピエルゾン博士の精神病院での入院生活期間における個人的体験/「試練に曝された魂」
  • ゾンネンシュタインへの移送/光線交流における変化/「記録方式」/「天体への接合」
  • ゾンネンシュタインでの個人的体験/光線交流の随伴現象としての「妨害」/「気分造り」
  • 奇蹟による肉体的な完璧さの損傷〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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