洛中洛外図・舟木本を読む
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洛中洛外図・舟木本を読む
(角川選書, 564)
KADOKAWA, 2015.11
- タイトル別名
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洛中洛外図 (らくちゅうらくがいず) ・舟木本 (ふなきぼん) を読 (よ) む
洛中洛外図舟木本を読む
- タイトル読み
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ラクチュウ ラクガイズ・フナキボン オ ヨム
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注記
主要参考文献: p260-268
内容説明・目次
内容説明
この圧倒的な絵画空間は、いつ、誰の注文によって描かれたのか?それを六条柳町遊里の紺暖簾、方広寺豊国定舞台の能の演目、猪熊事件を思わせる若公家と上臈の姿、武家伝奏に視線を送る「かぶき者」の公家、二条城内での京都所司代板倉勝重の裁判、特徴的に描かれた9か所の若松の空間、ひときわ目立つ1人の人物表現の特異な筆致などの細部から読解。華麗な又兵衛ワールドの背景にある注文主の意図と制作年代が浮かび上がる。
目次
- プロローグ 歴史のなかに舟木屏風を置く
- 1 舟木屏風の発見と美術史研究
- 2 紺暖簾と「吹上げ暖簾」—舟木屏風の表現技法
- 3 舟木屏風の視点・構図・描かれている事物—左隻と右隻
- 4 豊国定舞台の「烏帽子折」と桟敷—右隻の読解
- 5 猪熊事件・公家の放鷹禁止そして公家衆法度—左隻の読解
- 6 二条城へ向かう武家行列と五条橋上の乱舞—中心軸の読解
- 7 舟木屏風の注文主と岩佐又兵衛
- エピローグ 京の町人と又兵衛が協作した舟木屏風
「BOOKデータベース」 より