メソポタミアとインダスのあいだ : 知られざる海洋の古代文明

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メソポタミアとインダスのあいだ : 知られざる海洋の古代文明

後藤健著

(筑摩選書, 0124)

筑摩書房, 2015.12

Title Transcription

メソポタミア ト インダス ノ アイダ : シラレザル カイヨウ ノ コダイ ブンメイ

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参考文献リスト: p280-292

Description and Table of Contents

Description

大河の恵みを受け、メソポタミアには人類最古の文明が誕生した。そこは農産物こそ豊富だったが、木材、石材、金属などの必要物資はほとんどなく、すべて遠隔地からの輸入に頼っていた。輸送を担ったのはアラビア湾の海洋民たちである。彼らは湾内に拠点を構え、遠くメソポタミアからイラン、インダス河流域まで出張して取引し、巨富を得ていた。一大交易ネットワークを築き上げた湾岸文明の実態がいま明かされる。考古学の新しい成果に文献史学の知見を援用し、農耕文明を中心とする従来の古代文明論に挑戦する大胆な書。

Table of Contents

  • 第1章 メソポタミア文明の最初の隣人たち(メソポタミア人の最初の足跡;文明初期のメソポタミアと隣人たち ほか)
  • 第2章 イラン高原の「ラピスラズリの道」—前三千年紀の交易ネットワーク(トランス・エラム文明;国際的ヒット商品、「古式」クロライト製容器 ほか)
  • 第3章 ウンム・ン=ナール文明—湾岸文明の成立(ウンム・ン=ナール文明の成立から衰退まで;ウンム・ン=ナール文化の墳墓 ほか)
  • 第4章 バールバール文明—湾岸文明の移転(バハレーン砦における都市の成立;ファイラカ島における都市の成立 ほか)
  • 第5章 湾岸文明の衰退(ファイラカにおける考古学的証拠;バハレーンにおける考古学的証拠 ほか)

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