世界システム論講義 : ヨーロッパと近代世界

書誌事項

世界システム論講義 : ヨーロッパと近代世界

川北稔著

(ちくま学芸文庫, [カ39-1])

筑摩書房, 2016.1

タイトル別名

ヨーロッパと近代世界

タイトル読み

セカイ システムロン コウギ : ヨーロッパ ト キンダイ セカイ

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注記

「ヨーロッパと近代世界」改訂版 (放送大学教育振興会 2001年刊) の改題・改訂

叢書番号はブックジャケットによる

参考文献: p247-249

内容説明・目次

内容説明

“近代世界を一つの巨大な生き物のように考え、近代の世界史をそうした有機体の展開過程としてとらえる見方”、それが「世界システム論」にほかならない。この見方によって、現代世界がどのような構造をもって成立したかが浮き彫りとなる。すなわち、大航海時代から始まるヨーロッパの中核性、南北問題、ヘゲモニー国家の変遷など、近代のさまざまな特徴は、世界システム内の相互影響を分析することで、はじめてその実相を露わにするのだ。同時にそれは、歴史を「国」単位で見ることからわれわれを解放する。第一人者が豊富なトピックとともに説く、知的興趣あふれる講義。

目次

  • 世界システムという考え方
  • アジアにあこがれたヨーロッパ人—大航海時代へ
  • キリスト教徒と香料を求めて
  • スペイン帝国の成立と世界システムの確立
  • 「十七世紀の危機」
  • 環大西洋経済圏の成立
  • ヨーロッパの生活革命
  • 砂糖王とタバコ貴族
  • 奴隷貿易の展開
  • だれがアメリカをつくったのか
  • 「二重革命」の時代
  • 奴隷解放と産業革命
  • ポテト飢饉と「移民」の世紀
  • パクス・ブリタニカの表裏
  • ヘゲモニー国家の変遷
  • 結びにかえて—近代世界システムとは何であったのか

「BOOKデータベース」 より

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