世界システム論講義 : ヨーロッパと近代世界
著者
書誌事項
世界システム論講義 : ヨーロッパと近代世界
(ちくま学芸文庫, [カ39-1])
筑摩書房, 2016.1
- タイトル別名
-
ヨーロッパと近代世界
- タイトル読み
-
セカイ システムロン コウギ : ヨーロッパ ト キンダイ セカイ
電子リソースにアクセスする 全1件
大学図書館所蔵 件 / 全188件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
「ヨーロッパと近代世界」改訂版 (放送大学教育振興会 2001年刊) の改題・改訂
叢書番号はブックジャケットによる
参考文献: p247-249
内容説明・目次
内容説明
“近代世界を一つの巨大な生き物のように考え、近代の世界史をそうした有機体の展開過程としてとらえる見方”、それが「世界システム論」にほかならない。この見方によって、現代世界がどのような構造をもって成立したかが浮き彫りとなる。すなわち、大航海時代から始まるヨーロッパの中核性、南北問題、ヘゲモニー国家の変遷など、近代のさまざまな特徴は、世界システム内の相互影響を分析することで、はじめてその実相を露わにするのだ。同時にそれは、歴史を「国」単位で見ることからわれわれを解放する。第一人者が豊富なトピックとともに説く、知的興趣あふれる講義。
目次
- 世界システムという考え方
- アジアにあこがれたヨーロッパ人—大航海時代へ
- キリスト教徒と香料を求めて
- スペイン帝国の成立と世界システムの確立
- 「十七世紀の危機」
- 環大西洋経済圏の成立
- ヨーロッパの生活革命
- 砂糖王とタバコ貴族
- 奴隷貿易の展開
- だれがアメリカをつくったのか
- 「二重革命」の時代
- 奴隷解放と産業革命
- ポテト飢饉と「移民」の世紀
- パクス・ブリタニカの表裏
- ヘゲモニー国家の変遷
- 結びにかえて—近代世界システムとは何であったのか
「BOOKデータベース」 より