書誌事項

生命と科学技術の倫理学 : デジタル時代の身体・脳・心・社会

森下直貴編 ; 粟屋剛 [ほか] 著

丸善出版, 2016.1

タイトル別名

生命と科学技術の倫理学 : デジタル時代の身体脳心社会

タイトル読み

セイメイ ト カガク ギジュツ ノ リンリガク : デジタル ジダイ ノ シンタイ・ノウ・ココロ・シャカイ

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注記

その他の著者: 稲垣惠一, 大林雅之, 久保田進一, 倉持武, 霜田求, 松田純, 三谷竜彦, 美馬達哉, 村岡潔

参考文献: 章末

内容説明・目次

内容説明

あらゆるものごとを平準化する「デジタル化」の中で、人間の身体・脳・心や社会のしくみがいま大きく変容しつつある。「国民の欲望」の自己統治、新たな共同関係の創出、リスクをめぐる正義の対立の調整、人間観・存在観の再構築。これらの課題群に対して、健康とエンハンスメント、脳と人格の改造、動物とロボットの境界、リスク言説と研究規制の根拠等を論じながら、システム倫理学の視点から大胆な解法を提示する。

目次

  • 科学技術の倫理学への導入
  • 予防医学の最高段階としての「先制医療」
  • 新しい健康概念と医療観の転換
  • スポーツを手がかりに考えるエンハンスメント
  • モラル・バイオエンハンスメント批判—「モラル向上のために脳に介入すること」をめぐって
  • 反社会性パーソナリティ障害者と自由意志
  • 犯罪者の治療的改造
  • 動物に対するエンハンスメント—その是非をめぐる考察
  • 欲望の中のヒューマノイド
  • リスクをめぐる対立構図—「リスク論言説」とその批判的検討
  • 「全能性」倫理基準の定義をめぐって—再生医療とくにiPS細胞研究の場合
  • 研究等倫理審査委員会の位置と使命
  • 三つの基本課題に対する理論モデルの提唱

「BOOKデータベース」 より

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