科学の困ったウラ事情
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科学の困ったウラ事情
(岩波科学ライブラリー, 247)
岩波書店, 2016.2
- Title Transcription
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カガク ノ コマッタ ウラ ジジョウ
Available at / 268 libraries
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Okayama University Institute of Plant Science and Resources Branch Library植物研図
105/44205000222584
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Agriculture, Forestry and Fisheries Research Information Technology Center (AFFRIT)
407||Ari||027768310000615344
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Note
2010年から2014年の間に雑誌『科学』に連載したコラムをまとめ直したもの
Description and Table of Contents
Description
科学の世界はいま、大きく変化している。多額の研究費と引換えに成果主義や市場原理主義が導入され、研究者に実用性や社会貢献が求められる。研究環境は悪化し、研究の大規模化で予算は高騰し、不正によるメリットも膨らんでいる。これをどう是正するのか。研究はどうあるべきか。現役の研究者が現実的な方策を提示する。
Table of Contents
- 1 危機に瀕する科学(基礎科学はこれでよいのか;天職からシゴトになった科学)
- 2 科学者というシゴト(研究の影に隠れる大学院教育;商業化される国際会議—失われゆくソサイエティ;研究者のベーシック・インカム;研究のマル査)
- 3 学術論文という制度(学術研究というビジネスの裏側;論文数はどれほど重要か—置き去りにされる質;知識の1パーセント則;ハイエナ学術出版;ライブラリ化する大学図書館の未来;オープンサイエンスを誰が支えるのか)
- 4 不正はなぜ起きるのか(不適切なオーサーシップ;信用を傷つける「メガホン科学」;腐ったリンゴは落ちるか;研究不正とその対策)
- 5 社会における科学のあり方(老後の初心忘るべからず;評価経済社会;技術化する科学;社会のための、個人の科学)
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