謎解き『ハムレット』 : 名作のあかし

書誌事項

謎解き『ハムレット』 : 名作のあかし

河合祥一郎著

(ちくま学芸文庫, [カ40-1])

筑摩書房, 2016.3

タイトル別名

謎解きハムレット : 名作のあかし

タイトル読み

ナゾトキ『ハムレット』 : メイサク ノ アカシ

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注記

三陸書房2000年刊の再刊

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

復讐をなかなか行動に移さない優柔不断な哲学青年—われわれが信じてきたハムレット像は、実はロマン主義がつくりあげた虚像にすぎなかった!エリザベス朝時代に息づいていた「ヘラクレス的英雄像」と重ねあわせて読めば、自ら運命に立ち向かい、戦う男というハムレット本来の姿がよみがえる。文学史上、もっとも謎多き作品とされ、その不可解さゆえに「文学のモナ・リザ」「演劇のスフィンクス」とも呼ばれた傑作の驚きの真実を解き明かし、現代のシェイクスピア研究をまったく新たな地平へと導いた名著。

目次

  • 第1章 『ハムレット』の謎を解く意味—序に代えて
  • 第2章 ハムレットは優柔不断な哲学青年か?—ロマン主義解釈の誤り
  • 第3章 なぜ復讐を遅らせるのか?—TO BE,OR NOT TO BEの表すもの
  • 第4章 鏡としての演劇、ルネサンスの表象—奇妙な視点、パスペクティブ
  • 第5章 「弱き者、汝の名は女」とは?—ルネサンス人間観のもたらすもの
  • 第6章 ハムレットの狂気とは?—「尼寺へ行け」に篭められているもの
  • 第7章 『ハムレット』最大の謎—復讐するは我にあり

「BOOKデータベース」 より

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