ひきこもり文化論
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ひきこもり文化論
(ちくま学芸文庫, [サ-34-1])
筑摩書房, 2016.4
- タイトル読み
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ヒキコモリ ブンカロン
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
紀伊國屋書店2003年12月刊の文庫化
内容説明・目次
内容説明
本書は多年にわたり、ひきこもり問題に取り組んできた著者による文化論的考察の集大成である。真に治療的効果をもたらす倫理と、ひきこもりから脱するための契機を考えるうえで第一歩となる書。文庫化にあたり、この10年の推移をまとめた「補足と解説」を附す。
目次
- 1 まえがきに代えて—「ひきこもり」を語ることの倫理
- 2 社会病理としての「ひきこもり」
- 3 ひきこもりシステム—その日本的背景
- 4 「甘え」文化と「ひきこもり」—比較文化論的考察
- 5 「ひきこもり」の周辺(サイバースペースと「ひきこもり」—他者との距離感について;治療法としての地域通貨;「対話」の媒介され難い無意味さについて;「何もないこと」からの戦略;成熟のための二つの条件;孤独について;「出会い」の持つ力;「ひきこもり」と他者;笠原人間学の現代的意義—笠原嘉『アパシー・シンドローム』解説;表現と「ひきこもり」)
「BOOKデータベース」 より