リメイクの日本文学史
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リメイクの日本文学史
(平凡社新書, 811)
平凡社, 2016.4
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リメイク ノ ニホン ブンガクシ
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リメイクの日本文学史
2016.4.
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リメイクの日本文学史
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内容説明・目次
内容説明
本歌取りは和歌の作法の王道であり、『源氏物語』や『平家物語』に材をとるリメイク作品が、日本文学史の背骨を形作る。明治の開化は欧米文学の翻案で彩られ、作家たちは自作の別バージョンを生み出してしまう。文学の領域はさまざまなリライト現象に満ちている。推敲という書き換えのはじまりから遙かな翻案の連鎖まで、読み手を書き手に変える文学の力の多様な発現をたどる。
目次
- 第1章 古典はリメイクされる—源氏物語と牡丹燈篭
- 第2章 翻案というリライト—明治の翻案小説と幽霊塔の歴史
- 第3章 推敲と書き換えのはじまり—漱石と賢治の自筆原稿
- 第4章 作家たちは書き換える—「鼻」と「山椒魚」
- 第5章 詩はどのバージョンがよいと言える?—てふてふ・有明・あむばるわりあ
- 第6章 少年少女のために—乱歩の場合その他
- 第7章 歌詞の変容—春の小川はさらさら流る
「BOOKデータベース」 より