Bibliographic Information

三島SM谷崎

鈴村和成著

(フィギュール彩, 61)

彩流社, 2016.6

Other Title

Mishima & Tanizaki seen from sadism and masochism

Title Transcription

ミシマ SM タニザキ

Available at  / 43 libraries

Note

書誌: p203-207

Description and Table of Contents

Description

深い因縁関係にありながらも、これまであまり関係性を論じられることのなかった三島由紀夫と谷崎潤一郎。谷崎作品に重ねられる三島の実生活、三島作品と谷崎作品に登場する女性の意外な共通性、死を選んだ三島と、生を選んだ谷崎の分岐点…サディストの三島由紀夫、マゾヒストの谷崎潤一郎のイメージを覆す新たな文学論。SとMの視点から、文面下に隠された二人の本性を暴き出す!

Table of Contents

  • 序—『陰翳礼讃』(谷崎)と『太陽と鉄』(三島)
  • 1 三島夫妻に見る“『鍵』(谷崎)の構造”
  • 2 淑徳の不幸—『サド侯爵夫人』(三島)と『細雪』(谷崎)の雪子
  • 3 覗く人の系譜「月澹荘綺譚」(三島)と『武州公秘話』付『残虐記』(谷崎)
  • 4 SMの頂点—「憂国」(三島)VS『瘋癲老人日記』(谷崎)
  • 結び—“結晶”(三島)SM“ふわふわ”(谷崎)

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