反マキアヴェッリ論
著者
書誌事項
反マキアヴェッリ論
(近代社会思想コレクション, 17)
京都大学学術出版会, 2016.8
- タイトル別名
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Anti-Machiavel, ou, Examen du Prince de Machiavel
フリードリヒ二世反マキアヴェッリ論
- タイトル読み
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ハン マキアヴェッリ ロン
大学図書館所蔵 件 / 全146件
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注記
タイトルは奥付による
訳者: 大津真作, 川合清隆, 壽里竜, 野原慎司, 上野大樹, 北田了介, 阪本尚文, 草野善太
監訳: 大津真作
プロイセン国王フリードリヒ2世が王太子時代にフランス語で著わしたマキアヴェッリの仏訳本『君主論』に対する批判の書(Anti-Machiavel ou Examen du Prince de Machiavel)の全訳
補録解題: 壽里竜. 付録(フリードリヒによる諸論考)解題: 壽里竜, 草野善太, 北田了介, 野原慎司, 阪本尚文
フリードリヒ年譜: p570-577
事項索引: p580-582, 人名索引: p583-587
収録内容
- フランス語版『君主論』への訳者アムロ・ド・ラ・ウセーの序文 / アムロ・ド・ラ・ウセー著
- 『反マキアヴェッリ論』へのヴォルテールの序文 / ヴォルテール著
- マキアヴェッリ『君主論』駁論への序文(一七四〇年) / [フリードリヒ二世著]
- 反マキアヴェッリ、あるいはマキアヴェッリの『君主論』を検討する / [フリードリヒ二世著]
- ヴォルテールの『習俗試論』より : 補録 / ヴォルテール著
- フリードリヒによるヴォルテール讃 / フリードリヒ二世著
- 国家にとって学問芸術が有用であることを論ず / フリードリヒ二世著
- 自己愛を道徳の原理として検討することを試みる / フリードリヒ二世著
- 教育に関する手紙 / フリードリヒ二世著
- 若い貴族のための道徳論 / フリードリヒ二世著
- 思考で誤りに陥っても罪にはならないことを論ず / フリードリヒ二世著
- 統治体の諸形態と君主の義務 / フリードリヒ二世著
- プロイセンの啓蒙専制君主による新しい『君主論』 : 『反マキアヴェッリ論』に寄せて : 解説 / 大津真作 [著]
内容説明・目次
内容説明
若きフリードリヒ二世が執筆、ヴォルテールが監修し出版されたベストセラー。近代の政治軍事論にもとづく新『君主論』。本邦初訳。
目次
- どれくらいの種類の君主国があるか。どのような手段で、それらは獲得されるか「君主に服従する諸国家のあいだにある相違について、それを所有するための手段にはどのようなものがあるか」
- 世襲の君主国について
- 混合君主国について「さまざまな種類から構成される君主制について」
- ダレイオスの王国を征服したアレクサンドロスが死んだあとで、どうして王国は叛乱にまったく立ち上がらなかったのか「アレクサンドロスによって征服されたダレイオスの諸国家は、彼の死後、どうしてこの征服者の後継者に対して叛乱に立ち上がらなかったのか」
- 征服される以前に、固有の法律によって統治されていた都市や君主国をいかにして統治しなければならないか「征服されてしまう前には自由であった諸国家をどのようなやり方で統治しなければならないか」
- 君主がみずからの勇気とみずからの軍隊で獲得した新しい国家について「みずからの勇気とみずからの軍隊でなされる新たな征服について」
- 他者の武力によって、あるいは、幸運によって獲得された新たな君主国について「外国の武力によって、そして幸運によってのみなされる征服について」
- 犯罪によって君主となった人びとについて「犯罪によって君主権力に成り上がった人びとについて」
- 文民的君主制について「共和制のなかで獲得される君主権力について」
- 君主国の戦力をどのようにして測るべきか〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より