書誌事項

終わらないフェミニズム : 「働く」女たちの言葉と欲望

日本ヴァージニア・ウルフ協会 [ほか] 編

研究社, 2016.9

タイトル別名

Feminism unfinished : language, desire, and "working" women

終わらないフェミニズム : 働く女たちの言葉と欲望

Feminism unfinished : language, desire, and working women

タイトル読み

オワラナイ フェミニズム : ハタラク オンナ タチ ノ コトバ ト ヨクボウ

大学図書館所蔵 件 / 181

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注記

その他の編者: 河野真太郎, 麻生えりか, 秦邦生, 松永典子

引用文献一覧: 各章末

収録内容

  • おひとりさまのロンドン : 『遍歴』に見る働く独身女性表象と現代 / 大道千穂著
  • 「オーランドーな女子たち」が目指すもの : 戦間期の「若返り」物語から見るポストフェミニズム世代の欲望と困難 / 加藤めぐみ著
  • ミドルブラウ文化と女性知識人 : 『グッド・ハウスキーピング』、ウルフ、ホルトビー / 松本朗著
  • 距離というものには大変な力が : 『灯台へ』に見る労働者としての「母」と子どもの観察運動 / 矢口朱美著
  • 家事労働を語ること : 家庭の天使、『波』のスーザン、ハウスワイフ2・0 (ツーポイントゼロ) / 麻生えりか著
  • ヴァージニア・ウルフと「誰もの生」 : 『波』におけるハイ・モダニズム、キャラクター、情動労働 / 秦邦生著
  • フェミニズムの戸惑い : 第二波フェミニズム前後の「働く」女の「自伝」 / 松永典子著
  • ポストフェミニズムからポスト新自由主義へ : 『めぐりあう時間たち』と『メイド・イン・ダゲナム』における女たちの「連帯」 / 河野真太郎著
  • 女性は「すべてを手に入れる」ことができるのか? : ワーク・ライフ・バランスをめぐる「マミー・リット」の模索 / 英美由紀著
  • ウルフ、ニューヨーク知識人、フェミニズム批評 : もうひとつ別の「成長」物語? / 大田信良著
  • 「少女」の誕生と抵抗 : 孤児アンの物語の原作と日本における受容をめぐって / 伊藤節著

内容説明・目次

内容説明

フェミニズムの最前線から女たちの世紀を振り返る。前衛的モダニズム作家ヴァージニア・ウルフは女性運動の先駆者でもあった。フェミニズムが様々な変遷を経てきた今日、私たちはウルフからどれだけ遠くに来たのか。ポストフェミニズム/第三波フェミニズム、新自由主義、ケア労働、ワーク・ライフ・バランス、シングルマザー、貧困といった最前線のテーマから、これまでのフェミニズムとその文学・文化を再検討。

目次

  • 第1部 ポストサフラジストの「自由」と消費文化(おひとりさまのロンドン—『遍歴』に見る働く独身女性表象と現代;「オーランドーな女子たち」が目指すもの—戦間期の「若返り」物語から見るポストフェミニズム世代の欲望と困難;ミドルブラウ文化と女性知識人—『グッド・ハウスキーピング』、ウルフ、ホルトビー)
  • 第2部 変貌する家庭とケア労働(「距離というものには大変な力が」—『灯台へ』に見る労働者としての「母」と子どもの観察運動;家事労働を語ること—家庭の天使、『波』のスーザン、ハウスワイフ2・0;ヴァージニア・ウルフと「誰もの生」—『波』におけるハイ・モダニズム、キャラクター、情動労働)
  • 第3部 ポストフェミニズム状況下の労働と共通文化(フェミニズムの戸惑い—第二波フェミニズム前後の「働く」女の「自伝」;ポストフェミニズムからポスト新自由主義へ—『めぐりあう時間たち』と『メイド・イン・ダゲナム』における女たちの「連帯」;女性は「すべてを手に入れる」ことができるのか?—ワーク・ライフ・バランスをめぐる「マミー・リット」の模索)
  • 第4部 旅するフェミニズム(ウルフ、ニューヨーク知識人、フェミニズム批評—もうひとつ別の「成長」物語?;「少女」の誕生と抵抗—孤児アンの物語の原作と日本における受容をめぐって)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

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