フランスでは学力をどう評価してきたか : 教養とコンピテンシーのあいだ

書誌事項

フランスでは学力をどう評価してきたか : 教養とコンピテンシーのあいだ

細尾萌子著

ミネルヴァ書房, 2017.2

タイトル別名

L'évolution de l'évaluation des acquis des élèves en France : entre la culture et la compétence

フランスの中等教育における学力評価論の展開 : 教養・エスプリの揺らぎとコンピテンシー概念の台頭

タイトル読み

フランス デワ ガクリョク オ ドウ ヒョウカ シテ キタカ : キョウヨウ ト コンピテンシー ノ アイダ

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注記

博士学位請求論文「フランスの中等教育における学力評価論の展開 : 教養・エスプリの揺らぎとコンピテンシー概念の台頭」(京都大学, 2015年) を再構成の上、加筆・修正したもの

引用・参考文献: p239-254

内容説明・目次

内容説明

本書は、1920年代から現在までの、フランスの中等教育における学力評価論の展開を、理論と制度と実践の三層から明らかにする。アメリカやOECD、EUの学力評価論がフランスにいかに受容され、制度や実践として具体化されてきたのかを歴史的に検討し、学力・評価観がどのように変化してきたのかを描き出す。伝統的に重視されてきた「教養」と新たに重視されている「コンピテンシー」との折り合いをつけようとしているフランス教育のあり方は、現在の日本の教育に多くの示唆を与える。

目次

  • フランスの学力評価の特徴
  • 第1部 伝統的な学力・評価観の揺らぎ(「ドシモロジー」の展開—1920〜1930年代・1960〜1970年代;「目標に基づいた教育学」の展開—1970〜1980年代)
  • 第2部 教養とコンピテンシーの相克(コンピテンシーという新しい能力概念—1980年代以降;「コンピテンシー個人簿」に見る新しい評価観;コンピテンシーをめぐる基礎学力論争;コンピテンシーを育むポートフォリオ法の実践)
  • フランスの学力・評価観の変遷—本書で得られた知見
  • 日本への示唆

「BOOKデータベース」 より

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