乱歩と正史 : 人はなぜ死の夢を見るのか
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乱歩と正史 : 人はなぜ死の夢を見るのか
(講談社選書メチエ, 655)
講談社, 2017.7
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乱歩と正史 : 人はなぜ死の夢を見るのか
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ランポ ト セイシ : ヒト ワ ナゼ シ ノ ユメ オ ミルノカ
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注: p319-345
Description and Table of Contents
Description
江戸川乱歩と横溝正史。日本探偵小説界に燦然と輝く二つの巨星。大正の“消費と欲望”文化と“抑圧と監視”社会の微妙な均衡のなか、世の中に浸透していく“透き見=探偵趣味”に呼応するように『新青年』を始めとする雑誌を中心に探偵小説は盛り上がりを見せる。密室のトリックから猟奇的作品、少年冒険譚へと幅を拡げる乱歩。編集者から作家へ、本格探偵小説家へ転回していった正史。二人の交流と作品を分析し、近代探偵小説の系譜を概観する。
Table of Contents
- 第1章 江戸川乱歩—探偵小説の創造(乱歩、始まりの時代;乱歩誕生—創作の奔流 ほか)
- 第2章 乱歩の無意識—疑惑とメタ・トリック(作者の享楽と疑惑;「陰獣」のメタ・トリック ほか)
- 第3章 乱歩と正史—戦争の前夜を生きる(不吉な兆候;探偵小説のリアリティと芸術味 ほか)
- 第4章 乱歩と正史—敗戦への時代を生きる(乱歩—「芋虫」の精神;乱歩—転身と仮面 ほか)
- 第5章 横溝正史—本格探偵小説の創造(新生と回帰;痛快な条件 ほか)
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