子どもの「内面」とは何か : 言語ゲームから見た他者理解とコミュニケーション

書誌事項

子どもの「内面」とは何か : 言語ゲームから見た他者理解とコミュニケーション

杉田浩崇著

春風社, 2017.10

タイトル別名

子どもの内面とは何か : 言語ゲームから見た他者理解とコミュニケーション

タイトル読み

コドモ ノ ナイメン トワ ナニカ : ゲンゴ ゲーム カラ ミタ タシャ リカイ ト コミュニケーション

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注記

引用および参考文献: p328-349

索引: 巻末

博士論文「他者理解の機制に関する言語分析的研究 : 内面表出をめぐる言語ゲームの論理文法とその倫理学的様態」 (広島大学, 2012年提出) を加筆修正したもの

内容説明・目次

内容説明

通常の理解の枠組を逃れる存在である子ども、特に心的能力をもたないとされる子どもの“内面”はどのように見出せるのか。コミュニケーションの不確実性や子どもにとっての教育の両義性をウィトゲンシュタインの言語論をもとに明らかにしつつ、その可能性を探る。

目次

  • 序章 問題の所在と研究方法
  • 第1章 内面に関する一人称的アプローチの批判—生命倫理学における還元論的な人格概念をめぐって
  • 第2章 内面に関する三人称的アプローチの批判—脳科学の可能性をめぐって
  • 第3章 言語ゲームにおいて表出される“内面”の位置価
  • 第4章 アスペクトとして顕現する“内面”でのダイナミズム
  • 第5章 「理由の論理空間」とその裂け目—他者理解の規範的な側面
  • 第6章 “内面”に関する語りの道徳と倫理の両義的関係—ダイアモンドの「現実の難しさと哲学の難しさ」をめぐって
  • 終章 他者理解の機制—表出される“内面”とその倫理学的様態

「BOOKデータベース」 より

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