シャーデンフロイデ : 他人を引きずり下ろす快感

書誌事項

シャーデンフロイデ : 他人を引きずり下ろす快感

中野信子著

(幻冬舎新書, 480)

幻冬舎, 2018.1

タイトル読み

シャーデンフロイデ : タニン オ ヒキズリオロス カイカン

大学図書館所蔵 件 / 99

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

「シャーデンフロイデ」とは、他人を引きずり下ろしたときに生まれる快感のこと。成功者のちょっとした失敗をネット上で糾弾し、喜びに浸る。実はこの行動の根幹には、脳内物質「オキシトシン」が深く関わっている。オキシトシンは、母子間など、人と人との愛着を形成するために欠かせない脳内ホルモンだが、最新の研究では「妬み」感情も高めてしまうことがわかってきた。なぜ人間は一見、非生産的に思える「妬み」という感情を他人に覚え、その不幸を喜ぶのか。現代社会が抱える病理の象徴「シャーデンフロイデ」の正体を解き明かす。

目次

  • 第1章 シャーデンフロイデ(シャーデンフロイデとは何か;“幸せホルモン”オキシトシン ほか)
  • 第2章 加速する「不謹慎」(正義感が引き起こす、サンクション;ヒトの脳は誰かを裁きたくなるようにできている ほか)
  • 第3章 倫理的であるということ(集団を支配する「倫理」;ミルグラム実験の驚くべき結果 ほか)
  • 第4章 「愛と正義」のために殺し合うヒト(集団リンチの裏側にある心理;内集団バイアスと外集団バイアス ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ