養子縁組の社会学 : 「日本人」にとって「血縁」とはなにか

書誌事項

養子縁組の社会学 : 「日本人」にとって「血縁」とはなにか

野辺陽子著

新曜社, 2018.2

タイトル別名

養子縁組の社会学 : 血縁をめぐる人々の行為と意識

養子縁組の社会学 : 日本人にとって血縁とはなにか

タイトル読み

ヨウシ エングミ ノ シャカイガク : 「ニホンジン」ニ トッテ「ケツエン」トワ ナニ カ

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注記

引用文献: p359-372

博士論文「養子縁組の社会学 : 血縁をめぐる人々の行為と意識」(東京大学, 2014年) に 大幅な加除修正をしたもの

内容説明・目次

内容説明

いま、「非血縁親子」になにが起きているのか?「日本人は血縁を重視する」という巷の議論と、「重視しない」という社会学・人類学での議論との二項対立がもたらす混乱を、先行研究、制度分析を通して徹底的に整理するとともに、不妊当事者、養親、養子など、50人を超えるひとびとの声を多数紹介し、「血縁」が現実の場面でどのように使用されるのか、そのリアリティに迫る。「血縁」をめぐる家族・親子像からみる、新しい時代の家族社会学の誕生。

目次

  • 第1章 問いの設定—“血縁”の社会学的分析へ向けて
  • 第2章 養子縁組研究の批判的検討と本書の分析視点
  • 第3章 対象と方法
  • 第4章 特別養子縁組の立法過程における専門家言説とレトリック
  • 第5章 特別養子縁組と隣接領域の影響関係と差異化
  • 第6章 親世代の行為と意識1—養子縁組が選択/排除されるプロセス
  • 第7章 親世代の行為と意識2—親子関係の構築
  • 第8章 子世代の行為と意識1—親子関係と「アイデンティティ」の構築
  • 第9章 子世代の行為と意識2—“血縁”の世代間再生産
  • 第10章 考察—養子縁組における「子どものため」/親子関係/“血縁”の関連
  • 第11章 結論—本書の理論的示唆

「BOOKデータベース」 より

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