政治にとって文化とは何か : 国家・民族・市民
著者
書誌事項
政治にとって文化とは何か : 国家・民族・市民
(Minerva人文・社会科学叢書, 229)
ミネルヴァ書房, 2018.7
- タイトル別名
-
政治にとって文化とは何か : 国家民族市民
- タイトル読み
-
セイジ ニトッテ ブンカ トワ ナニ カ : コッカ・ミンゾク・シミン
大学図書館所蔵 件 / 全153件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
主要参考文献: p241-254
内容説明・目次
内容説明
これまで政治文化には、なんらかの「本質」があるかのように語られ、思考方法や行動類型が不変であるかのように見なされてきた。そうした文化本質主義がもたらす政治性はいかにすれば批判、無化できるのか。本書では、まず政治理論は文化をどのように扱うべきかを再検討し、さらに文化を利用する政治のありかたについて論じる。国家や民族という枠がどのように文化を利用しつつ政治を動かそうとしているか。またそれに市民概念は対抗できるのか。その可能性を探る。
目次
- 政治にとって文化とは
- 第1部 政治の文化(政治文化—政治を文化として語ること;なぜ市民社会は少数者を必要とするのか—出生と移動の再理論化;ナショナリズムと自己批判性)
- 第2部 文化の政治(「他者」理解の政治学—多文化主義への政治理論的対応;市民文化論の統合的機能—現代政治理論の「自己正当化」について;「非常時デモクラシー」の可能性—九・一一とアメリカ的なものについて;アメリカ国家思想の文化的側面—その政府不信と体制信仰について;政治理論における“有効性”—高畠通敏と戦後日本)
- 個人の経験と政治の状況—ロベール・ルパージュ“八八七”論
「BOOKデータベース」 より