高坂正堯 : 戦後日本と現実主義

書誌事項

高坂正堯 : 戦後日本と現実主義

服部龍二著

(中公新書, 2512)

中央公論新社, 2018.10

タイトル別名

高坂正堯 : 戦後日本と現実主義

タイトル読み

コウサカ マサタカ : センゴ ニホン ト ゲンジツ シュギ

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注記

参考文献: p386-406

高坂正堯年譜: p407-410

内容説明・目次

内容説明

日本における国際政治学の最大の巨人・高坂正堯(1934〜96)。中立志向の理想主義が世を覆う60年代初頭、28歳で論壇デビューした高坂は、日米安保体制を容認、勢力均衡という現実主義から日本のあり方を説く。その後の国際政治の動向は彼の主張を裏付け、確固たる地位を築いた。本書は、高坂の主著、歴代首相のブレーンとしての活動を中心に生涯を辿り、戦後日本の知的潮流、政治とアカデミズムとの関係を明らかにする。

目次

  • 序章 父・高坂正顕と二人の恩師—幼少期から学生時代まで
  • 第1章 二八歳の論壇デビュー—「現実主義者の平和論」
  • 第2章 『宰相 吉田茂』と『国際政治』—三つの体系
  • 第3章 佐藤栄作内閣のブレーン—沖縄返還からノーベル平和賞工作へ
  • 第4章 「三角大福中」の時代—防衛政策と『古典外交の成熟と崩壊』
  • 第5章 国際政治の地平と中曽根康弘内閣—文明論と「日本異質論」
  • 第6章 冷戦終結から湾岸戦争へ—「道徳は朽ち果てる」
  • 第7章 日本は衰亡するのか—「人間の責任」
  • 終章 最期のメッセージ—四つの遺作

「BOOKデータベース」 より

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