書誌事項

精神現象学

G.W.F. ヘーゲル著 ; 熊野純彦訳

(ちくま学芸文庫, [へ-10-1], [へ-10-2])

筑摩書房, 2018.12

タイトル別名

Phänomenologie des Geistes

タイトル読み

セイシン ゲンショウガク

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注記

シリーズ番号はブックジャケットによる

原著(1807)を訳し下ろし、底本にはホフマイスター版を使用

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784480097019

内容説明

感覚的経験という最も身近な段階から、数知れぬ弁証法的過程を経て、最高次の「絶対知」へと至るまで—。精神のこの遍歴を壮大なスケールで描き出し、哲学史上、この上なく難解かつ極めて重要な書物として、不動の地位を築いてきた『精神現象学』。我が国でも数多くの翻訳がなされてきたが、本書は、流麗ながら、かつてない平明な訳文により、ヘーゲルの晦渋な世界へと読者をやさしく誘う。同時に、主要な版すべてを照合しつつ訳出された本書は、それら四つの原典との頁対応も示し、原文を参照する一助となす。今後のヘーゲル読解に必携の画期的翻訳、文庫オリジナルでついに刊行。

目次

  • A 意識(感覚的確信、あるいは「このもの」と「思いなし」;知覚、あるいは事物と錯覚;力と悟性、現象と超感覚的世界)
  • B 自己意識(自己自身であるという確信の真なるありかた)
  • C(AA) 理性(理性の確信と真理)
巻冊次

下 ISBN 9784480097026

内容説明

長大な遍歴のすえ、人間はいかにして「絶対知」へと到達するのか?この書により、哲学史上、かつてない壮大な哲学体系をつくりあげたヘーゲルが、最後に出した答えとは—。平明な語り口でありながら、今後のヘーゲル研究に絶大な影響を与えるであろう緻密な新訳が、その核心を明らかにする。下巻の巻末には、『精神現象学』に数多くちりばめられた、広く知られる名言を拾いあげた「フレーズ索引」を収録。従来のはるか先へと読者の理解を導く。「精神が偉大なものとなるのは、より大きな対立からみずからへと立ちかえる場合である」。

目次

  • (BB) 精神(精神;(真の精神 人倫;じぶんにとって疎遠となった精神 教養;じぶん自身を確信した精神 道徳性))
  • (CC) 宗教(宗教;(自然的宗教;芸術宗教;啓示宗教))
  • (DD) 絶対知(絶対知)

「BOOKデータベース」 より

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