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ミステリーで読む戦後史

古橋信孝著

(平凡社新書, 901)

平凡社, 2019.1

タイトル読み

ミステリー デ ヨム センゴシ

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注記

「戦後社会史&ミステリー史」年表: p278-285

内容説明・目次

内容説明

敗戦後の復興の光と影のなかで、『点と線』『ゼロの焦点』が書かれ、爆発的な人気を博し、推理小説に社会派という新たな流れをつくり出す。さらに、高度成長期へと続く時代のなかで、『海の牙』や『人喰い』、騒音公害を告発する『動脈列島』などの作品が生み出されていく—。ミステリーは謎解きが終われば、それで一応の役目は終わりとなるが、歴史のなかに位置づけることで、時代が抱える問題が鮮明に浮かび上がる。はたして、ミステリーは戦後社会をどう捉えてきたか。まったく新しい読み方で、一〇年ごとに時代を振り返る。

目次

  • 序章 ミステリーとは何か
  • 第1章 戦後の社会を書く—一九五〇年代まで
  • 第2章 戦後社会が個人に強いたもの—一九六〇年代
  • 第3章 高度成長した社会の矛盾—一九七〇年代
  • 第4章 新たな世代の価値観と家族の再生—一九八〇年代
  • 第5章 時代に取り残された個人—一九九〇年代
  • 第6章 グローバルな社会、そして問われる歴史—二〇〇〇年代
  • 第7章 世界はどこへ向かうのか—二〇一〇年代
  • 終章 ミステリーが語る戦後社会

「BOOKデータベース」 より

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