「抗日」中国の起源 : 五四運動と日本

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「抗日」中国の起源 : 五四運動と日本

武藤秀太郎著

(筑摩選書, 0171)

筑摩書房, 2019.2

タイトル別名

抗日中国の起源 : 五四運動と日本

タイトル読み

「コウニチ」チュウゴク ノ キゲン : ゴシ ウンドウ ト ニホン

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内容説明・目次

内容説明

ナショナリズムの中核に強烈な「抗日」感情をもつ国・中国。その起点は五四運動にあるが、それは単なる排外主義運動ではなかった。陳独秀、李大〓(しょう)、魯迅など、五四運動を主導した知識人は、いずれも日本への留学経験があり、大正デモクラシーに学ぶ意欲をもつ「知日」派でもあったからだ。建国の原点に位置づけられる五四運動は、「抗日」と「知日」の一見相反する対日感情をあわせもち、その後の中国のジレンマの原型をなしていた—。二〇一九年に百周年を迎える五四運動。中国を規定するこの歴史的事件を、あらたな角度から分析することで、中国の複雑な対日感情の構造をあざやかに透写する。

目次

  • はじめに 現代中国の原点としての五四運動
  • 第1章 五四運動と対日感情
  • 第2章 清末の教育改革と日本
  • 第3章 中国人の日本留学
  • 第4章 中国の日本人教師
  • 第5章 中華民国の誕生と教育改革
  • 第6章 五四運動と日本
  • おわりに 五四運動の遺産

「BOOKデータベース」 より

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