死の所有 : 死刑・殺人・動物利用に向きあう哲学
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書誌事項
死の所有 : 死刑・殺人・動物利用に向きあう哲学
東京大学出版会, 2019.5
増補新装版
- タイトル別名
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Ownership of death : a philosophy towards the death penalty, homicide, and the use of animals
死の所有 : 死刑殺人動物利用に向きあう哲学
- タイトル読み
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シ ノ ショユウ : シケイ・サツジン・ドウブツ リヨウ ニ ムキアウ テツガク
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
参考文献: 巻末p10-17
内容説明・目次
内容説明
死の倫理的問題に潜む虚構とは?死刑、安楽死、脳死、殺人、戦争、動物利用—「人格」「所有」という近代的概念が可能にしている“死をめぐる思考”を問い直し、社会制度や宗教文化をふまえた、私たちの死生観の深層を探る。現代の課題に挑む哲学書。
目次
- 序章 「涙の哲学」に向けて—「死」の誕生
- 第1章 死刑不可能論—死刑存廃論に潜む倒錯
- 第2章 「死ぬ権利」の欺瞞—安楽死の陥穽
- 第3章 生命倫理と死ぬ主体—胎児、代理母、クローン、そして死にゆく人
- 第4章 殺人者の人格性—虚構なのか適応なのか
- 第5章 殺された人の非存在性—「害グラデーション説」の試み
- 第6章 戦争という法外な殺戮—戦争をめぐる事実と規範
- 第7章 動物たちの叫び—動物実験と肉食の彼方
- 終章 死に基づく認識論—生と死を貫く同一性
- 補章 死の害についての「対称性議論」—「害グラデーション説」から「因果連続モデル」へ
「BOOKデータベース」 より