村上春樹の短編を英語で読む1979~2011

書誌事項

村上春樹の短編を英語で読む1979~2011

加藤典洋著

(ちくま学芸文庫, [カ-38-2]-[カ-38-3])

筑摩書房, 2019.10

タイトル別名

村上春樹の短編を英語で読む : 1979~2011

But writing about them in Japanese

タイトル読み

ムラカミ ハルキ ノ タンペン オ エイゴ デ ヨム 1979~2011

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注記

ブックジャケットに記述: But writing about them in Japanese

2011.8講談社より刊行。ちくま学芸文庫に収録するにあたり、上下分冊とした

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784480099457

内容説明

英訳された作品を手がかりに村上春樹の短編世界を読み解き、その全体像を一望する画期的批評。短編小説からアプローチすることで、村上がそのデビュー時から、どのような課題にぶつかり、固有の困難を自らに課し、それらを克服してきたかが見えてくる—。上巻では、「言葉」か「物語」かの二者択一という問いに突き当たった「初期」、そして、本格長編『羊をめぐる冒険』以降、はっきりと「物語」に軸足を置くことになった「前期」の作品群をあつかう。英語での講義をもとに日本語で書かれた、平明にしてライブ感あふれる一冊。

目次

  • 序 「井戸」の消滅—『ねじまき鳥クロニクル』から『1Q84』へ
  • 第1部 初期 物語と無謀な姿勢(最初の選択—「言葉」か「物語」か;「無謀な姿勢」はどこから来るか—「中国行きのスロウ・ボート」;観念と初心—「貧乏な叔母さんの話」;「耳をすませる」こと—「ニューヨーク炭鉱の悲劇」)
  • 第2部 前期 喪失とマクシムの崩壊(卑小な「空白」—「午後の最後の芝生」;強奪と交換—「パン屋再襲撃」;「ないこと」があること、「ないこと」がないこと—「象の消滅」;マクシムの崩壊—「ファミリー・アフェア」)
巻冊次

下 ISBN 9784480099464

内容説明

「デタッチメント」から「コミットメント」へ—村上春樹の創作姿勢の移行は、はたして何を意味するのだろうか。その物語世界はどのように深化を遂げたのか。デビュー以来の80編におよぶ短編を丹念にたどりながら、長編とのつながりをも探り出すことで、新たな像が浮かび上がる。下巻では、『ノルウェイの森』の大ベストセラー化を契機にもたらされた深刻な孤立と危機にはじまる「中期」の作品群を読み解き、そして、日本の戦後にとって節目となった1995年の二つの出来事を誰よりもしっかり受け止めた小説家の「後期」の転回を掘り下げる。

目次

  • 第3部 中期 孤立と危機(女性という表象—「レーダーホーゼン」;これ以上はあげられないくらいの大きな悲鳴をあげること—「眠り」;村上春樹、底を打つ。—「沈黙」と「七番目の男」)
  • 第4部 後期 回復と広がり(マニフェストと小さな他者—「めくらやなぎと、眠る女」;わかりにくさと、戦後の思想—「かえるくん、東京を救う」;自分への旅—「品川猿」)

「BOOKデータベース」 より

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