自己責任の時代 : その先に構想する、支えあう福祉国家
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書誌事項
自己責任の時代 : その先に構想する、支えあう福祉国家
みすず書房, 2019.11
- タイトル別名
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The age of responsibility : luck, choice, and the welfare state
自己責任の時代 : その先に構想する支えあう福祉国家
- タイトル読み
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ジコ セキニン ノ ジダイ : ソノサキ ニ コウソウ スル ササエアウ フクシ コッカ
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注記
原著 (Harvard University Press, 2017) の全訳
内容説明・目次
内容説明
貧困、病気、さらには紛争地に赴いた記者の行為に至るまで、あらゆることに言われるようになった自己責任。人々の直感に訴え正論のようにも響くため、根拠が曖昧なまま濫用されてきた。本書はこのような自己責任論について、社会の構築と運営という広範で現実的な目的に即して、それが何を誤り、損なっているのかを精緻な分析によって示した、おそらく初めての本である。福祉国家の本来の目的とは何だったか。自己責任論が覆い隠してきたこの原点への顧慮を喚起し、自己責任の時代から離脱するための基盤となる一冊。
目次
- 序—自己責任の台頭
- 第1章 責任の時代の起源(政治;哲学 ほか)
- 第2章 責任の時代の福祉国家(「矛」と「盾」に直面する;責任追随的な制度と責任緩和的な制度 ほか)
- 第3章 責任の否定(運か責任か;道徳的責任が運に打ち勝つ可能性 ほか)
- 第4章 責任に価値を認める理由(自己への責任;他者への責任 ほか)
- 第5章 ある肯定的な責任像(前制度的な責任;制度上の価値 ほか)
- 結語—自己責任の時代を越えて
「BOOKデータベース」 より