翻訳唱歌と国民形成 : 明治時代の小学校音楽教科書の研究
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翻訳唱歌と国民形成 : 明治時代の小学校音楽教科書の研究
九州大学出版会, 2019.12
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ホンヤク ショウカ ト コクミン ケイセイ : メイジ ジダイ ノ ショウガッコウ オンガク キョウカショ ノ ケンキュウ
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主要参考文献: p225-228
博士学位請求論文「明治期の唱歌教育における翻訳唱歌と国民形成」(九州大学, 2017.3)を改稿したもの
Description and Table of Contents
Description
Godはいかに訳されたのか?歌詞に込められた「忠臣愛国」。「仰げば尊し」、「蛍の光」などの翻訳唱歌は原曲歌詞からどのように翻訳されたのか?唱歌教育における西洋文化の受容と改変に明治政府の国民国家創出戦略を探る。
Table of Contents
- 第1章 本書の概要と課題(本書の視点;先行研究、問題意識と研究課題)
- 第2章 国民形成と「翻訳唱歌」(国民国家論—明治期の国民形成と翻訳;コントラファクトゥーアに見る「翻訳唱歌」の一源流)
- 第3章 『小学唱歌集』—歌詞分析を中心に(唐澤富太郎の歌詞分類;ルーサー・ホワイティング・メーソンの教科書との比較;「翻訳唱歌」の分析—君が代、忠君愛国、教訓;「翻訳唱歌」の分析—自然)
- 第4章 民間製唱歌集における西洋文化の受容と改変(大和田建樹の『明治唱歌』における「高尚の域」;伊澤修二の『小学唱歌』におけるジェンダー観;田村虎藏の『幼年唱歌』と『少年唱歌』—「教科統合」の受容)
- 第5章 明治期を通じた唱歌教育の発展と「翻訳唱歌」(『尋常小学唱歌』における結実;結びに代えて)
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