徒然草 : 無常観を超えた魅力
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Bibliographic Information
徒然草 : 無常観を超えた魅力
(中公新書, 2585)
中央公論新社, 2020.3
- Title Transcription
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ツレズレグサ : ムジョウカン オ コエタ ミリョク
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
914.45/Ka92110081398
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Note
参考文献: p275-281
関連年表: p282-286
Description and Table of Contents
Description
鎌倉時代末期、兼好法師が著した日本文学屈指の古典『徒然草』。自然の移ろいに美を見いだし、死や老いが主題の随想を含むため「無常観の文学」という理解が主流だ。しかし、ベストセラーだった江戸時代には多様な読み方がなされた。江戸幕府に仕えた儒者の林羅山は儒教に基づく注釈書を作り、近松門左衛門は浄瑠璃で兼好を色男として描いた。本書は『徒然草』の知られざる章段や先達の読みを通して奥深さと魅力に迫る。
Table of Contents
- 序章 徒然草の誕生
- 第1章 「つれづれ」とは何か
- 第2章 教科書に載らない章段
- 第3章 兼好の巧みな話芸
- 第4章 黙読だけではない楽しみ方
- 第5章 古典としてのポテンシャル
- 終章 再び「つれづれ」とは何か
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