万葉集の起源 : 東アジアに息づく抒情の系譜
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万葉集の起源 : 東アジアに息づく抒情の系譜
(中公新書, 2592)
中央公論新社, 2020.6
- タイトル読み
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マンヨウシュウ ノ キゲン : ヒガシアジア ニ イキズク ジョジョウ ノ ケイフ
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注記
引用・参照の文献一覧: p299-302
内容説明・目次
内容説明
日本人は、恋をしたり、愛する人を失ったりすると、その心を俳句や短歌に詠んできた。それは最古の歌集『万葉集』以来、受け継がれてきた心性だ。『万葉集』では、人を恋しいと思う気持ちはどう歌われているのか。さらに時代を遡ると、それらの歌のルーツはどのようなものだったのか。著者は、今も歌垣で恋歌を、葬儀で挽歌を歌う中国少数民族の歌文化にその原型を求め、日本人の抒情表現の本質を明らかにする。
目次
- 万葉集の成立と東アジアの声の文化
- 第1部 万葉恋歌の基層(歌垣とはなにか;対詠的恋歌と歌垣;独詠的恋歌と歌垣;物語的恋歌と歌垣)
- 第2部 万葉挽歌の基層(喪葬とはなにか;歌垣と喪葬歌舞;哭き歌から女の挽歌へ;専門歌人の挽歌)
- 声の歌から万葉和歌へ—継承と飛躍
「BOOKデータベース」 より