書誌事項

大元帥昭和天皇

山田朗著

(ちくま学芸文庫, [ヤ29-1])

筑摩書房, 2020.7

タイトル別名

大元帥 : 昭和天皇

タイトル読み

ダイゲンスイ ショウワ テンノウ

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注記

新日本出版社 1994年刊の文庫化

昭和天皇の主要軍務年表: p415-419

参考文献一覧: p429-438

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

大日本帝国において、天皇は軍事を統帥する大元帥であった。では、天皇は軍部からどのような情報を得て、それに対してどのような質問や意見を発していたのか。また、国策・戦略・作戦の決定に際して、どれほどの役割を果たしていたのか。史料から浮かび上がってくるのは、大元帥としての自覚と責任感を持ち、主体的に戦争指導を行っていた天皇の姿である。その軍事知識は豊富で、非凡な戦略眼によって統帥部の戦略・作戦の欠陥を鋭く指摘することもあった。昭和天皇の戦争指導の実像を描き、その戦争責任を検証する。

目次

  • 第1章 大元帥への道(軍人としての昭和天皇の生い立ち;大元帥としての自覚—摂政時代の転換;大元帥としての天皇の役割)
  • 第2章 大陸への膨張と昭和天皇(代替わり=大元帥・昭和天皇の誕生;満州事変、二・二六事件と天皇;日中全面戦争と大本営の設置;南進・膨張戦略と天皇)
  • 第3章 アジア太平洋戦争における天皇の戦争指導(開戦決定と天皇とのかかわり;天皇による積極作戦の要求;ソロモン・ニューギニアをめぐる激戦;天皇による決戦の要求)
  • 第4章 敗戦と天皇(戦況の悪化を憂慮する天皇;戦況上奏の実態;本土決戦方針と聖断シナリオ)
  • あとがき—昭和戦争史に果たした天皇の役割とその戦争責任

「BOOKデータベース」 より

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