北朝の天皇 : 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像

書誌事項

北朝の天皇 : 「室町幕府に翻弄された皇統」の実像

石原比伊呂著

(中公新書, 2601)

中央公論新社, 2020.7

タイトル別名

北朝の天皇 : 室町幕府に翻弄された皇統の実像

タイトル読み

ホクチョウ ノ テンノウ : 「ムロマチ バクフ ニ ホンロウ サレタ コウトウ」ノ ジツゾウ

大学図書館所蔵 件 / 258

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献一覧: p248-251

内容説明・目次

内容説明

建武三年(一三三六)、京都を制圧した足利尊氏は新天皇を擁して幕府を開いた。後醍醐天皇は吉野に逃れ、二帝が並び立つ時代が始まる。北朝の天皇や院は幕府の傀儡だったと思われがちだが、歴代将軍は概して手厚く遇した。三代義満による南北朝の合一以降、皇統は北朝系が占めた。一見無力な北朝は、いかに将軍の庇護を受け、生き残りに成功したか。両者の交わりをエピソード豊かに描き、室町時代の政治力学を解き明かす。

目次

  • 序章 戦国時代の天皇即位儀と将軍
  • 第1章 分裂する皇統—鎌倉時代
  • 第2章 天皇家と足利将軍家の邂逅—南北朝時代前後
  • 第3章 後光厳院流と崇光院流—室町時代前期
  • 第4章 天皇家を支える将軍たち—室町時代中期
  • 第5章 儀礼的昵懇関係とその裏側—室町時代後期
  • 第6章 生き残る天皇家—戦国時代
  • 終章 中世の終焉

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ