ケアの形而上学 Metaphysics of care
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ケアの形而上学 = Metaphysics of care
大修館書店, 2020.7
- タイトル読み
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ケア ノ ケイジジョウガク
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参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
「ただそこにあること」こそケア。愛猫の看取り、父親の認知症、先輩の孤独死、友人に教えられたアート作品—著者が関わる人々や環境がもたらした感慨によって深まる「ケア」の形而上学的問いは、フッサール・富士谷御杖・マラブーといった碩学の考察を引きながら刺激的に展開し、知的興奮を呼び起こさずにはいられない。
目次
- 第1章 暴力被害者のケア—“生き延びる(survival)”ことの倫理(“生き残ること”と“生き延びること”;「子ども虐待」という“社会・政治的暴力”—「トラウマ」の連鎖 ほか)
- 第2章 「生き延びる者」へのケア—長寿高齢社会の現実(哲学的課題としての「認知症」—哲学者マラブーの挑戦;「認知症」が問いかけるもの ほか)
- 第3章 “社会的孤立者”へのケア—「孤独死」社会における倫理(「孤独死」の現在;「ひとりで死ぬこと」の意味—「スピリチュアリティ」の“ケア” ほか)
- 第4章 “からだ”と“ことば”のケア倫理(“からだ”という問題圏—“からだ”は所有物か?;東洋的心身論の試み—湯浅泰雄の“身体”論 ほか)
- 第5章 「生存の美学」としてのケア—“ケア”が“アート”に出会う“場所”(「アウトサイダー・アート」と「アート・セラピー」;ダーガーの生きた世界—「アート作品」としての生 ほか)
「BOOKデータベース」 より