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黄禍論 : 百年の系譜

廣部泉著

(講談社選書メチエ, 734)

講談社, 2020.9

タイトル読み

コウカロン : ヒャクネン ノ ケイフ

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内容説明・目次

内容説明

日本と中国が結んで牙を剥き、西洋世界が飲み込まれる—日露戦争を契機に欧米社会に生まれた強迫観念は、とりわけアメリカにおいて社会の根底に刻まれた。国際連盟設立時における人種差別撤廃案の廃案、対日戦争計画策定、日系移民排斥、そして戦後の日米貿易摩擦…政治・外交に影を落とし続ける「人種主義的思考」とは何か。百年以上にわたる「黄色い禍」という言説の系譜を辿る。

目次

  • 第1章 東洋人の群れ—「日中同盟」の悪夢
  • 第2章 幻の「人種平等」—国際連盟設立と人種差別撤廃案、そして「排日移民法」
  • 第3章 汎アジア主義の興隆と破綻
  • 第4章 戦争と人種主義
  • 第5章 消えない恐怖—冷戦下の日米関係
  • 第6章 よみがえる黄禍論

「BOOKデータベース」 より

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