ケアするのは誰か? : 新しい民主主義のかたちへ
著者
書誌事項
ケアするのは誰か? : 新しい民主主義のかたちへ
白澤社 , 現代書館 (発売), 2020.10
- タイトル別名
-
Who cares? : how to reshape a democratic politics
- タイトル読み
-
ケア スル ノワ ダレ カ? : アタラシイ ミンシュ シュギ ノ カタチ エ
大学図書館所蔵 件 / 全247件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
原著 (Cornell University Press, 2015) の翻訳
参考文献あり
収録内容
- ケアするのは誰か? : いかに、民主主義を再編するか / J・トロント著 ; 岡野八代訳
- 民主主義の再生とケアの倫理 : ジョアン・トロントの歩み / 岡野八代著
- ケアの倫理から、民主主義を再起動するために / 岡野八代著
内容説明・目次
内容説明
ケアを受けない者はいない。にもかかわらず、ケア活動もケア活動を担う人々も、長い歴史の中で軽視あるいは無視されてきた。本書は、“ケアに満ちた民主主義”を訴えてきた米国のフェミニスト政治学者トロントが、「ブラウン民主主義賞」を受賞した際の講演録を訳出。トロントは、民主主義の定義を「ケア責任の配分に関わるもの」だとし、新たな民主主義の再編が必要であると語る。あわせて日本のフェミニスト政治学者である訳者が、危機に瀕した日本の政治状況を分析するとともに、トロントが提示する「フェミニスト的なケアの民主的倫理」がなぜ必要なのか、それがなぜより善く生きる社会への変革であるのかを解説する。
目次
- 第1章 ケアするのは誰か?—いかに、民主主義を再編するか(ケアが理解されるとき、民主主義は再定義されなくてはならない;ケア株式会社;共にケアするための革命を起こす)
- 第2章 民主主義の再生とケアの倫理—ジョアン・トロントの歩み(フェミニストとして、ケアの倫理に出会う;ケアの倫理から、ケアの理論へ;ケア活動Caringへの注視—実践と道徳をめぐるフェミニスト的アプローチとは?;ケアの倫理を道徳理論の変遷のなかに位置づける;ケアと政治理論;新しい民主主義論—無責任な特権者から、ケアを必要とする平等な者たちへ)
- 第3章 ケアの倫理から、民主主義を再起動するために(フォルブルの寓話—競争とケア;フェミニズムにおける平等とは—ケア実践を社会に導入する;フェミニズムにおける民主主義とは—育児を中心に;ケアの民主化と民主主義の再生—ポスト・コロナ禍の時代にむけて)
「BOOKデータベース」 より