女性の大学進学拡大と機会格差
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女性の大学進学拡大と機会格差
東信堂, 2020.10
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ジョセイ ノ ダイガク シンガク カクダイ ト キカイ カクサ
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Note
日本で女性の大学進学率が増加しているのはなぜか。経済分析的理論枠組みを提示し、マクロデータおよびミクロデータを用いて分析。その結果から得た政策的含意を示し、格差是正のための教育投資について検討する。
博士論文「女性の大学進学拡大現象と機会格差に関する研究」 (東京大学, 2017年提出) を加筆・修正したもの
引用文献: p263-277
事項索引: p283-285
人名索引: p286
Contents of Works
- 高等教育政策の変遷にみる研究課題の所在
- 先行研究のレビュー
- 分析枠組みの設定
- 収益率分析と結婚の期待効用
- 「オールマイティー」な大学と短大離れ : 志願率の県別パネル分析
- 短大の再発見と「女性向け」進路 : 関係学科別進学率の時系列データ分析
- 自宅志向という教育費抑制策 : 下宿コストと自宅志向の時系列データ分析
- 短大世代の仕事・結婚と子供の進路希望 : 高1母子データによる分析
- 資金調達力格差とジェンダー格差の緩和に資する教育投資のあり方
- 高等教育の量的拡大を説明する古典的マクロ理論
Description and Table of Contents
Description
日本で女性の大学進学率が増加しているのはなぜか?女性の進学先が短大から大学にシフトし、女性にしても男性にしても「大学全入」という言葉が広く使われるようになった。本書は、ライフコースの多様性を前提とする経済分析という視点から、大学進学が女性のライフコースにおける「オールマイティー」な選択肢となっていることを明らかにする。他方で、女性の大学進学率増加の背景に残存するジェンダー・ギャップの諸相を喝破した一冊!
Table of Contents
- 序章 高等教育政策の変遷にみる研究課題の所在
- 第1章 先行研究のレビュー
- 第2章 分析枠組みの設定
- 第3章 収益率分析と結婚の期待効用
- 第4章 「オールマイティー」な大学と短大離れ—志願率の県別パネル分析
- 第5章 短大の再発見と「女性向け」進路—関係学科別進学率の時系列データ分析
- 第6章 自宅志向という教育費抑制策—下宿コストと自宅志向の時系列データ分析
- 第7章 短大世代の仕事・結婚と子供の進路希望—高1母子データによる分析
- 終章 資金調達力格差とジェンダー格差の緩和に資する教育投資のあり方
- 補論 高等教育の量的拡大を説明する古典的マクロ理論
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