法華経とは何か : その思想と背景
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法華経とは何か : その思想と背景
(中公新書, 2616)
中央公論新社, 2020.11
- タイトル別名
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What is the lotus sutra? : the historical background and underlying philosophy of its compilation
法華経とは何か : その思想と背景
- タイトル読み
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ホケキョウ トワ ナニ カ : ソノ シソウ ト ハイケイ
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
参考文献: p310-314
内容説明・目次
内容説明
『法華経』は、釈尊入滅から約五百年後、紀元一世紀末から三世紀初頭のインド北西部で誕生したとされる。日本には六世紀半ばに伝わり、『法華秀句』を著した最澄や「法華経の行者」を自任した日蓮から、松尾芭蕉、宮沢賢治に至るまで、後世に広く影響を与えた。本書では、サンスクリット原典の徹底的な精読を通じて、「諸経の王」とも称される仏典の全体像を描き、平等な人間観に貫かれた教えの普遍性と現代的意義を示す。
目次
- 1 『法華経』の基礎知識—インドで生まれ、中国から各地に伝えられた経典(題号の意味;サンスクリット原典と翻訳;構成と成立順序;日本文化への影響)
- 2 『法華経』前夜の仏教—原始仏教から小乗、そして大乗の興起へ(原始仏教の権威主義化;小乗仏教の差別思想;大乗仏教の興起)
- 3 『法華経』各章の思想—「諸経の王」の全体像(あなたもブッダになれる(序品と第一類);菩薩としての使命(序品を除く第二類);民衆強化のために付加された六章(第三類))
- 4 『法華経』の人間主義—“偉大な人間”とは誰のことか(人間としての釈尊;人と法;永遠の菩薩道)
「BOOKデータベース」 より