コンヴァージェンス・カルチャー : ファンとメディアがつくる参加型文化

書誌事項

コンヴァージェンス・カルチャー : ファンとメディアがつくる参加型文化

ヘンリー・ジェンキンズ著 ; 渡部宏樹, 北村紗衣, 阿部康人訳

晶文社, 2021.1

タイトル別名

Convergence culture : where old and new media collide

コンヴァージェンスカルチャー : ファンとメディアがつくる参加型文化

タイトル読み

コンヴァージェンス・カルチャー : ファン ト メディア ガ ツクル サンカガタ ブンカ

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注記

底本は2008年にニューヨーク大学出版局が新しいあとがきを附して発行したペーパーバック版

索引あり

内容説明・目次

内容説明

『サバイバー』、『アメリカン・アイドル』、『マトリックス』、『スター・ウォーズ』、『ハリー・ポッター』…世界的ヒットを記録したエンターテインメントは、多くのファンたちが積極的に参加することで熱狂の渦が生まれた。映画やアニメ、ゲーム、コミックなど多岐にわたるメディア・プラットフォームのもとに、ポップカルチャーのファンたちは集まり、コミュニティをつくる。そこは新しい知識が生み出され、主体的な参加が促される創造的な場である。メディア研究の第一人者が、“コンヴァージェンス”の理論を用いてトランスメディアの複雑な関係を読みとく名著。ファンと産業界が衝突しながらも、ともに切りひらいてきた豊かな物語世界の軌跡をたどり、参加型文化にこれからの市民社会を築く可能性を見出す。

目次

  • イントロダクション 「コンヴァージェンスの祭壇で祈ろう」—メディアの変容を理解するための新しいパラダイム
  • 第1章 『サバイバー』のネタバレ—知識コミュニティの解剖学
  • 第2章 『アメリカン・アイドル』を買うこと—私たちはリアリティ番組でどのように売られるか
  • 第3章 折り紙ユニコーンを探して—『マトリックス』とトランスメディアのストーリーテリング
  • 第4章 クエンティン・タランティーノの『スター・ウォーズ』?—草の根の創造性とメディア産業の出会い
  • 第5章 どうしてヘザーは書けるのか—メディアリテラシーとハリー・ポッター戦争
  • 第6章 民主主義のためのフォトショップ—政治とポップカルチャーの新しい関係
  • 結論 テレビを民主化する?—参加の政治学
  • あとがき YouTube時代の政治を振り返る

「BOOKデータベース」 より

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