なぜ戦争体験を継承するのか : ポスト体験時代の歴史実践
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なぜ戦争体験を継承するのか : ポスト体験時代の歴史実践
みずき書林, 2021.2
- タイトル読み
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ナゼ センソウ タイケン オ ケイショウ スル ノカ : ポスト タイケン ジダイ ノ レキシ ジッセン
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注記
参考文献: p433-459
平和博物館関係研究文献リスト(二〇〇九-二〇一九) 福島在行編: p460-486
収録内容
- 課題としての〈ポスト戦争体験の時代〉 / 蘭信三著
- 継承とはなにか : 広島市立基町高校「原爆の絵」の取り組みから / 小倉康嗣著
- 開いた傷口に向き合う : アウシュヴィッツと犠牲者ナショナリズム / 田中雅一著
- 戦友会の質的変容と世代交代 : 戦場体験の継承をめぐる葛藤と可能性 / 遠藤美幸著
- 創作特攻文学の想像力 : 特攻体験者はどう描かれてきたか / 井上義和著
- 戦争体験の聞き取りにおけるトラウマ記憶の扱い / 森茂起著
- 戦争を〈体験〉するということ / 人見佐知子著
- 平和博物館は何を目指してきたか : 「私たち」の現在地を探るための一作業 / 福島在行著
- 英霊を祀る : 遊就館(靖国神社) / 山本晶子著
- 体験的継承から対話的継承へ : 長崎原爆資料館 / 深谷直弘著
- 原爆の災禍から何を学ぶのか : 広島平和記念資料館 / 根本雅也著
- 核の記憶とともに : 第五福竜丸展示館 / 市田真理著
- 地域からみる、観光が拡げる : 知覧特攻平和会館、太刀洗平和祈念館、人吉海軍航空基地資料館 / 清水亮著
- ともに働くという継承 : ひめゆり平和記念資料館 / 仲田晃子著
- 「平和と民主主義」のもとに : 立命館大学国際平和ミュージアム / 兼清順子著
- 〈国民〉の〈労苦〉 : 昭和館、しょうけい館 / 中村江里著
- 体験者でもわからないものとして空襲を捉え直す : 東京大空襲・戦災資料センター、戦争と平和の資料館ピースあいち / 木村豊著
- 「慰安婦」被害者と出会い、正義を求め行動する拠点 : アクティブ•ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam) / 木下直子著
- 過去と対話する下伊那の歴史実践 : 満蒙開拓平和祈念館 / 山本めゆ著
- 平和博物館研究をより深く学ぶために / 福島在行著
- 「戦争体験」、トラウマ、そして、平和博物館の「亡霊」 / 今野日出晴著
内容説明・目次
内容説明
当事者なき世界の、忘却と想起のはざまで—戦後75年以上が経過し、“あの戦争”を体験した世代がいなくなりつつある。近い将来やってくる“体験者のいない世界”で、歴史記憶の継承はどのようにして可能なのか。そもそも私たちは、なぜそれを継承しなければならないのか。最新の研究と平和博物館の取り組みから、未来のための根源的な問いにせまる。
目次
- 課題としての“ポスト戦争体験の時代”
- 第1部 体験の非共有性はいかに乗り越えられるか(継承とはなにか—広島市立基町高校「原爆の絵」の取り組みから;開いた傷口に向き合う—アウシュヴィッツと犠牲者ナショナリズム;戦友会の質的変容と世代交代—戦場体験の継承をめぐる葛藤と可能性;創作特攻文学の想像力—特攻体験者はどう描かれてきたか ほか)
- 第2部 平和博物館の挑戦—展示・継承・ワークショップのグローバル化(総論 平和博物館は何を目指してきたか—「私たち」の現在地を探るための一作業;英霊を祀る—遊就館(靖国神社);体験的継承から対話的継承へ—長崎原爆資料館;原爆の災禍から何を学ぶのか—広島平和記念資料館 ほか)
- 「戦争体験」、トラウマ、そして、平和博物館の「亡霊」
「BOOKデータベース」 より