古代日本の官僚 : 天皇に仕えた怠惰な面々

書誌事項

古代日本の官僚 : 天皇に仕えた怠惰な面々

虎尾達哉著

(中公新書, 2636)

中央公論新社, 2021.3

タイトル別名

古代日本の官僚 : 天皇に仕えた怠惰な面々

タイトル読み

コダイ ニホン ノ カンリョウ : テンノウ ニ ツカエタ タイダ ナ メンメン

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注記

主要参考文献: p230-233

内容説明・目次

内容説明

壬申の乱の勝者である天武天皇以降の日本は、律令に基づく専制君主国家とされる。だが貴族たち上級官僚とは異なり、下級官僚は職務に忠実とは言えず、勤勉でもなかった。朝廷の重要な儀式すら無断欠席し、日常の職務をしばしば放棄した。なぜ政府は寛大な措置に徹したのか。その背後にあった現実主義とは。飛鳥・奈良時代から平安時代にかけて、下級官僚たちの勤務実態を具体的に検証し、古代国家の知られざる実像に迫る。

目次

  • 第1章 律令官人とは何か—前史とその世界
  • 第2章 儀式を無断欠席する官人
  • 第3章 職務を放棄する官人
  • 第4章 古来勤勉ではなかった官人たち
  • 第5章 官人たちを守る人事官庁
  • 終章 官僚に優しかった「専制君主国家」

「BOOKデータベース」 より

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